Nutrition Support Teamの略です。
入院患者さんに合った栄養療法を提供するために多職種で構成された医療チームです。
NSTと嚥下ケアチームとに分かれ、毎週木曜日に活動しています。
認定医2名、NST専門療法士(栄養士2名、薬剤師1名、看護師2名)、摂食嚥下障害看護認定看護師1名、医師・栄養士・言語聴覚士等多職種でチーム構成されています。
各病棟にリンクナースが1名配置されており、チームと連携をとり情報共有しています。
カンファレンスを実施し、栄養評価を行い患者さんに合った食事内容の検討を行い、病棟ラウンドをしています。
NSTカンファレンスの場面
カンファレンス後、各病棟に訪問し患者さん一人ひとりに声をかけ嚥下評価を実施しています。
その後、嚥下状態に合わせた食事提供をします。低栄養の患者さんに関しては、NSTカンファレンスに情報を提供しています。
摂食嚥下障害看護認定看護師による嚥下評価の場面
「栄養アセスメントについて」「嚥下評価と患者さんに合った食事介助法」「経腸栄養剤について」等、その年のトピックスに合わせて年3回 勉強会を実施しています。嚥下食や経腸栄養剤など試食し、患者さん体験もしていました。(コロナ感染症前)
各病棟のリンクナース(連絡会)
数年前に、重度の間質性肺炎で肺移植待ちの患者さんの栄養管理をチームで介入しました。肺移植を他病院で行い無事に当院に戻っていらっしゃった時の、「患者さんの笑顔」はNSTの活力になっています。これからも各病棟のリンクナースと連携をとりながら、患者さんの栄養状態が改善し早期退院できるように取り組んで参ります。
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