院長挨拶

院長挨拶

当院ホームページをご覧いただきありがとうございます。この度、2026年(令和8年)4月1日に院長を拝命いたしました岩瀬 滋(いわせ しげる)と申します。

当院は1971年(昭和46年)10月1日の開院以来、地域の医療機関との連携を大切にしながら、皆さまから信頼され、選んでいただける地域の基幹病院となるべく、弛まぬ努力と運営を続けてまいりました。

1998年(平成10年)3月災害医療拠点病院の指定、1999年(平成11年)4月第2種感染症指定医療機関の指定、2000年(平成12年)4月地域医療支援病院の承認、2002年(平成14年)5月小児救急24時間診療体制開始、2005年(平成17年)1月地域がん診療拠点病院の指定、2006年(平成18年)6月救命救急センター稼働、2008年(平成20年)4月DPC対象病院の承認、2011年(平成23年)6月日本医療機能評価機構認定Ver.6取得、2018年(平成30年)7月新棟(新東館、ロータリー整備)グランドオープン、2020年(令和2年)1月がんゲノム医療連携病院の指定、2021年(令和3年)2月日本医療機能評価機構認定3rdG:Ver.2.0取得などを受けてまいりました。

今後も地域の皆さまに頼りにされる病院であり続けるために、職員一丸となって救急医療、災害拠点病院としての機能、小児周産期医療、地域がん診療拠点病院・がんゲノム医療連携病院としての機能などを中心とした高度かつ高質な急性期総合病院としての機能を強化、充実させてまいります。

病院の医療レベルを発展させるべく、2026年(令和8年)6月には日本医療機能評価機構認定3rdG:Ver.3.0を受審予定です。

一方、現代の医療においては患者さんの参画は不可避であり、医療者と患者さん、ご家族の協力のうえで進めていく必要があります。医療者には繰り返し説明・同意が求められ、患者さん、ご家族には意思決定に協働・参画していただくことが求められています。

また、医療連携も必要とされております。当院、地域医療機関、介護施設、ケースワーカー、訪問診療などが連携し、患者さん、ご家族が必要とする医療を切れ目なく継続していける地域医療を確立していかなければなりません。そのためには皆さまのご協力をいただきたいと思います。定期的な受診による持病の管理、病態に応じた医療機関の選択、治療から介護への移行など、地域全体での適切な備えをお願いいたします。 まずは気軽に相談できる「かかりつけ医」を作りましょう。そして高度医療が必要な場合は「かかりつけ医」の紹介で当院受診をお願いいたします。その後、病状が安定しましたら、「かかりつけ医」などでの医療継続をお願いいたします。

さて、以前から高度かつ高質な急性期総合病院の医療職は、医療の不確実性が高いこと、長時間勤務になりがちであること、ライフ・ワーク・バランスが保ちにくいことなどが指摘され、超少子高齢化もあり、医療の担い手が不足しつつある状況にあります。さらに、これまでは、医療者の献身的な努力に依存して、医療レベルを維持・向上してきた現実があります。このような状況に対して、2024年4月には医師の働き方改革の新制度が施行されました。医師に限らず医療者は一人の人間であり、より良い医療の提供、医療安全の確保および持続可能な医療提供体制の維持などのために、適切な休息と睡眠などが不可欠であります。そのためには、平時における患者さんやご家族への病状や治療などの説明時間は平日の勤務日の9時から17時に実施できるようにご協力をお願いします。また、チーム医療として、病状説明や検査、治療、処置などを担当医以外の医師や医療職が対応することがあります。さらに、緊急時は、医師以外の医療職が初期対応・説明などを行うこともあります。当院では、医師だけでなく医療者の働き方改革(働き方新時代)にも適切に取り組んでまいりますので、皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。

飛躍的に、医学、医療技術、科学技術などが進歩している現代であるからこそ、医療の不確実性について、あらためて皆さまとともに共有したいと思います。
病状については現時点で予想されることになります。変わることがあるかもしれないことは、予めご承知いただきたいと思います。私たち医療者が最善と考える選択(医療・治療)が、必ずしも患者さんやご家族の皆さまが期待される最高の結果につながるわけではないこともご了解いただきたくお願いいたします。

当院では、引き続き適切な感染管理体制を継続し、地域の基幹病院、高度かつ高質な急性期総合病院として、救急医療、がん診療、地域医療連携、周産期医療、小児医療などのさまざまな機能について、これまでを継承・発展しつつ、「より良い医療人になる」「より良い医療を提供できる」「より多くの患者さんに選んでもらえる」ように、職員一同、今後も努力を続けてまいります。

本年度も当院をよろしくお願いいたします。

院長 岩瀬滋(2026年(令和8年)4月1日)