院長挨拶

院長挨拶

新型コロナウイルス感染症との戦いも3年目に入りましたが、当院は昨年10月1日に開院50周年を迎えることが出来ました。残念ながらコロナの感染拡大のため、記念式典を行うことはできませんでしたが、各部署がこの50年を振り返り、それぞれに趣向を凝らした部門紹介を動画にて作成し、このホームページ上にて公開させていただきました。

現在、一度は収まりかけたかに見えたコロナの感染拡大に再燃の兆しが見られてきていますが、今年度の当院の運営基本方針をお示しいたします。

【令和4年度藤沢市民病院重点課題】
  1. 新型コロナウイルス感染症対策と基幹病院としての役割の両立
  2. 経営改善
    • ① 診療報酬改定への対応
    • ② 業務の効率化・デジタル化への対応
  3. 働き方改革の推進
  4. 地域の基幹病院としての機能の強化・充実
    • ① 医療の質向上
    • ② 地域医療支援病院としての機能強化
    • ③ 救急医療の更なる充実
    • ④ 地域がん診療連携拠点病院の充実
    • ⑤ 災害拠点病院としての機能の充実
  5. 新たな医療分野への挑戦・機能充実
    • ① ロボット手術:適応手術の拡大への対応
    • ② ゲノムセンター:機能の拡充
    • ③ 腎センター:腎移植の実施
    • ④ 高気圧酸素療法:適応疾患の拡大

項目1は昨年と同様になりますが、今年度も昨年に引き続き重点課題の最優先項目といたしました。しかし他の項目もすべて当院にとってはどれも非常に大切な課題であり、それぞれに委員会やプロジェクトを設置し、しっかりと取り組んでまいります。

一昨年度にコロナで落ち込んだ患者数は回復傾向にありますが、まだコロナ前の状況には復帰しておりません。患者さんが安心して受診できる環境を整備するとともに、デジタル化を推進することにより業務の効率化、患者サービスの向上に努めてまいります。また近隣医療機関との連携をよりスムーズに行うことにより、地域の基幹病院としての役割を果たしてまいります。

令和4年7月12日