扁桃炎

口蓋扁桃摘出術の適応は急性扁桃炎を4回/年繰り返すような慢性扁桃炎や睡眠時に無呼吸を起こすような口蓋扁桃や咽頭扁桃(アデノイド)の肥大、扁桃周囲膿瘍を起こすような扁桃炎などです。
また炎症とは異なりますが病巣感染症といった口蓋扁桃や咽頭扁桃が原因となり様々な臓器に障害を引き起こす病気があります。IgA腎症、掌蹠膿疱症、胸鎖関節炎などがよく知られている病巣感染症1)です。このような疾患も手術の適応となります。
入院期間は7泊8日で行っております。

  1. 病巣感染症
    扁桃の免疫学的異常が原因となり、他の臓器に違った病気を起こすことをいいます。腎臓に障害を引き起こすIgA腎症、皮膚に障害を引き起こす掌蹠膿疱症、関節に障害を引き起こす胸肋鎖骨過形成症が扁桃病巣感染症の代表的な疾患であります。扁桃摘出術の有効性が多数報告されています。その他にも尋常性感染やアレルギー性紫斑病などの皮膚疾患、慢性関節リウマチや非特異的関節痛などの骨関節疾患、ベーチェット病などの疾患は、扁桃摘出術が著効した症例が多く報告されています。

対象の診療科

  耳鼻咽喉科

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