甲状腺腫瘍

人間の活動に関わる甲状腺ホルモンを分泌する臓器が甲状腺です。甲状腺腫瘍は前頸部の腫瘤や健診、他の検査の際に偶然指摘されるなどで発見されます。ほとんどの腫瘍が良性で治療を必要としませんが、中には良性でも治療が必要になる疾患があります。悪性のものでも進行が遅いものが多く、診断をしっかり行ってから治療を行います。甲状腺の裏には声を出すためには重要な反回神経が走行しており、手術に際してはこの神経を傷つけないようにすることが大切になります。手術中に神経をモニタリングして、術後麻痺を極力避ける工夫をしております。切除した範囲によっては、手術後にホルモンの補充が必要になることもあります。

対象の診療科

  耳鼻咽喉科

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