前立腺がん

前立腺の腫瘍マーカーであるPSA(正常値4.0以下)が高値である患者さんを対象に前立腺生検を行い前立腺がんの診断を行います。当院での前立腺生検は1泊2日の入院で行います。手術室で麻酔を行い12か所から18か所生検を行っています。
がんが確定した場合にはCT、MRI、骨シンチグラフィーを行い病期(ステージ)を診断します。患者さんの年齢、がんの病期、合併症の有無、そして患者さんの意向を考慮し、手術療法、放射線療法、ホルモン療法、化学療法、監視療法の中から納得のいく治療法を選択していただきます。


前立腺全摘術は2019年8月よりロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘術(da Vinci®を用いた手術)を行っています。開腹手術より出血量が少なく、精密な膀胱尿道吻合が可能です。放射線療法は2017年4月から最新式の放射線治療装置(IMRT)が導入され副作用の軽減と治療効果が期待されます 。
再発しホルモン抵抗性となった場合(去勢抵抗性前立腺がん)には新規ホルモン剤の投与やドセタキセル・カバジタキセルによる外来化学療法を行っています。遺伝外来と連携したがん遺伝子パネル検査も導入しています。

対象の診療科

  泌尿器科

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