骨髄異形成症候群

白血球、赤血球、血小板を作る造血幹細胞に異常が起こることで白血球、赤血球、血小板を作る働きが低下する病気です。

診断

骨髄異形成症候群であるかどうか、また骨髄異形成症候群の病型とリスク分類を採血と骨髄検査により診断します。

健康診断などで白血球数、赤血球、血小板数の低下を指摘され見つかる場合が多いです。

治療

1)低リスク:症状がなければ経過観察をします。赤血球が低い場合は注射薬のエリスロポエチンや輸血が行われます。5番染色体長腕の欠損がある場合は内服薬のレナリドマイドで治療します。赤血球や血小板が低い場合は輸血も併用されます。

 

2)高リスク:注射薬のアザシチジンで治療します。赤血球や血小板が低い場合は輸血も併用されます。年齢や体の全身的な状態に問題がない場合は同種造血幹細胞移植が勧めらます。



対象の診療科

  血液内科

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