人工関節置換術・骨切り術(関節温存手術)

治療

当院での膝、股関節の人工関節置換術では、Stryker社製のコンピューターナビゲーションシステムを用いて、正確な手術を行っています。数あるナビゲーションシステムの中でも、このシステムは、三次元での立体的な計画を元に、0.5度単位の傾きと1mm単位のずれを修正できるもので、より正確な人工関節の設置が可能となっています。

特に、人工股関節置換術では、最小侵襲手術手技を導入し、8cmほどの創で、筋肉の切離も最小限にしているため、無理のないリハビリを行ってもほとんどの症例が術後5日~2週のうちに退院となっています。
人工膝関節置換術は、従来は痛みの強い手術でしたが、術前の麻酔科による神経ブロック、手術中の関節内注射、術後適切な鎮痛薬とクーリングシステムの使用で疼痛は著しく軽減しています。
膝関節に関しては、症例によっては高位脛骨骨切り術(HTO)による関節温存手術も行っています。

症例に応じて様々な骨切り方法(closed wedge HTO, open wedge HTO, 粗面内方移動術など)を選択可能となっています。人工肩関節置換術に関しては、通常の人工肩関節置換術の他、外傷例に対してリバース型人工肩関節置換術を行う場合があります。

手術例

人工膝関節全置換術、人工股関節置換術、人工肘関節置換術、人工肩関節置換術、人工指関節置換術

対象の診療科

  整形外科

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