急性白血病

急性白血病とは

白血球、赤血球、血小板を作る造血幹細胞に異常が起こることで白血球、赤血球、血小板を作る働きが低下する病気です。

診断

急性白血病であるかどうか、また急性白血病の病型とリスクを採血と骨髄検査により診断します。

赤血球、血小板数は低下します。白血球数は低い場合と高い場合のいずれもあります。血小板低下による鼻血や歯肉出血、正常な白血球低下による感染症状により見つかる場合が多いです。

治療

1)急性骨髄性白血病:年齢や体の全身的な状態に問題がない場合は抗がん剤治療が勧められます。抗がん剤治療のみでは再発の危険が高いと判断される場合は同種造血幹細胞移植が勧めらます。抗がん剤治療が難しい場合は内服薬ベネトクラクスと注射薬のアザシチジンで治療します。赤血球や血小板が低い場合は輸血も併用されます。

2)急性リンパ性白血病:年齢や体の全身的な状態に問題がない場合は抗がん剤治療が勧められます。抗がん剤治療のみでは再発の危険が高いと判断される場合は同種造血幹細胞移植が勧めらます。bcr-abl融合遺伝子という異常がある場合はbcr-ablの働きを抑制する内服薬による治療も行われます。赤血球や血小板が低い場合は輸血も併用されます。



対象の診療科

  血液内科

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