CT検査を受けられる方へ
検査の流れ
1.受付
- 東館1階自動再来受付機で受付してください。
- 予約時間の前に予約票、問診票を東館3階の放射線受付に提出してください。
- 受付付近の椅子でお待ちください。
- CT検査のスタッフが順番にお呼びします。
- 着替えをして、検査室へ入ります。
2.静脈ルート確保(ヨード造影剤を使用する場合)
- 造影剤アレルギーの有無などを確認するために、問診を行います。
- 静脈ルートを確保した状態でお待ちいただきます。
- 必要に応じて、生理食塩水の点滴が行われます。
3.CT撮影
- 担当の診療放射線技師の案内でCT撮影室に移動します。
- 寝台に寝ていただき、検査が始まります。
- 撮影終了。
- ヨード造影剤を使用した場合は、検査後5~10分程度、副作用が出ないかを観察します。
- 着替えを行い、退室して検査終了となります。
CT検査の注意事項
ヨード造影剤について
CT検査では、血管や病変部を見やすくするために造影剤を使用する場合があります。
- ヨード造影剤を使用することにより、副作用が発生する可能性があります。
- 大半は造影剤を使用した直後から数分以内に起こる急性副作用ですが、まれに数日後に起こる遅延性副作用があります。
- 軽い副作用として嘔気・嘔吐・かゆみ・発赤、皮疹など(20人に1人)、重い副作用として呼吸困難・ショック・意識障害・血圧低下など(2.5万人に1人)があります。
- 検査中は看護師、診療放射線技師が常に観察していますので、何か異変を感じましたら我慢せずお伝えください。
- 重篤な副作用が出た場合は、医師が薬剤の投与などの必要な処置を行います。
- 帰宅後にかゆみ・発赤・皮疹などが出た場合は、遅延性副作用の可能性がありますので、病院に連絡してください。
CT検査についてよくある質問
- Q検査前にご飯は食べてもいいですか?
- A
検査前の3時間は食事は控えてください。
検査前は水かお茶を十分にお飲みください。
- Q放射線被ばくが心配です。
- A
被ばくによるリスクよりも、CT検査を行うメリットが大きい場合のみ検査が行われます。当院ではできるだけ少ない放射線量で適切な検査を行えるよう、撮影装置の調整を行っています。CT検査による被ばくで直ちに健康被害が起きることはありません。
- Q薬を飲んでいますが、検査に影響はないですか?
- A
ヨード造影剤を使用する場合に、一部の糖尿病の薬は内服を中止していただきます。
糖尿病の薬をお飲みの方はスタッフにお伝えください。
- Q金属を身に着けていても検査に影響はないですか?
- A
体内の金属など、外せないものはそのままの状態で検査を行います。
検査部位にもよりますが、ヘアピン、ウィッグ(かつら)、下着、ベルトなど、外せる金属は検査前に外していただきます。
- Q咳が出やすい・息止めが難しいですが、検査を受けられますか?
- A
息止めできない方でも、撮影時間を短くするなどの工夫をして撮影を行っています。
撮影中に咳やくしゃみなどで動いてしまった場合は、再度撮影する場合もあります。
- Q検査にはどのくらいの時間がかかりますか?
- A
検査内容によって異なりますが10~20分程度です。
- Q妊娠の可能性があるのですが、検査は受けられますか?
- A
妊娠の可能性がある場合は、主治医にお申し出ください。
被ばくのリスクと検査の必要性を考慮して、検査を行うかどうかを判断する必要があります。
- Q授乳中ですが、検査は受けられますか?
- A
問題ありません。
またヨード造影剤を使用した後でも、授乳は続けていただけます。母乳中に移行する ヨード造影剤の量はごくわずかで、お子さんへの影響はないとされています。
- Q検査後に気をつけることはありますか?
- A
ヨード造影剤は尿から体外へ排泄されます。造影剤を早く体外へ出すために十分に水分をお取りください。
飲水制限がある方は、普段どおりに水分をお取りください
MRI検査を受けられる方へ
検査の流れ
1.受付
- 東館1階自動再来受付機で受付してください。
- 予約時間の前に予約票、問診票を西館地下1階の放射線診断受付に提出してください。
- MRI検査室に移動し、検査室前の椅子でお待ちください。
- MRI検査のスタッフが順番にお呼びします。
2.更衣
- MRI撮影室には貴重品や金属は持ち込めません。
- 更衣室で外し、貴重品はロッカーに入れて施錠します。
- ロッカーの鍵は、撮影室に入る前にスタッフにお渡しください。
3.金属のチェックと問診表の確認
- 検査室の前で金属類の外し忘れがないか、問診票の内容に間違いがないかを確認します。
- 金属類の持ち込みは大きな事故につながる危険があります。ご協力をお願いいたします。
4.注射、静脈ルート確保など(必要な場合)
- 撮影前に造影剤投与のための点滴を行います。
- 検査によっては、腸の動きを抑制するための筋肉注射や経口造影剤の内服を行うこともあります。
3.MRI撮影
- 担当の診療放射線技師の案内でMRI撮影室に移動します。
- 寝台に寝ていただき、検査が始まります。
- MRI装置から大きな音がしますのでヘッドフォンを付けていただきます。
- 撮影終了。
- 造影剤を使用した場合は少しの間、副作用が出現しないか様子をみます。
- 着替えを行い、退室して検査終了となります。
MRI検査の注意事項
ガドリニウム造影剤について
MRI検査では、血管や病変部を見やすくするために造影剤を使用する場合があります。
- ガドリニウム造影剤を使用することにより、副作用が発生する可能性があります。
- 大半は造影剤を使用した直後から数分以内に起こる急性副作用ですが、まれに数日後に起こる遅延性副作用があります。
- 軽い副作用として嘔気・嘔吐・かゆみ・発赤、皮疹など(100人に1~2人)、重い副作用としてごく稀に呼吸困難・ショック・意識障害・血圧低下などがあります。
- 検査中は看護師、診療放射線技師が常に観察していますので、何か異変を感じましたら我慢せずお伝えください。
- 重篤な副作用が出た場合は、医師が薬剤の投与などの必要な処置を行います。
- 帰宅後にかゆみ・発赤・皮疹などが出た場合は、遅延性副作用の可能性がありますので、病院に連絡してください。
MRI検査についてよくある質問
- Q手術をして体内に金属が入っているのですが、大丈夫でしょうか?
- A
金属の種類によって、MRI検査ができる場合とできない場合があります。また同じ医療機器(心臓ペースメーカーなど)であっても、製造メーカーや製造時期によってMRI検査ができるかどうかが異なります。詳しくは担当医師にお尋ねください。
- Q入れ墨やアートメークをしているのですが、検査は可能でしょうか?
- A
入れ墨やアートメークの中に金属の成分が含まれる場合、検査中に熱を持ち、やけどをする危険があります。また入れ墨やアートメークが変色する可能性もあります。事前に担当医師にご相談ください。
- Q検査時間はどのぐらいかかりますか?
- A
検査部位によって異なりますが、20~40分程度です。
- Q閉所恐怖症ですが、検査は受けられますか?
- A
MRI検査は寝台に寝た状態で、筒形の装置の中に入って検査を行います。閉所恐怖症の方は検査を受けることは難しいと思います。
- Q検査中に大きな音がすると聞きました。
- A
MRI検査室の中は、工事現場のような大きな音がします。撮影中はヘッドフォンを付けていただきます。ヘッドフォンを付ければ耐えられないほどの騒音ではありません。
- Q妊娠の可能性があるのですが、検査は受けられますか?
- A
妊娠の可能性がある場合は、主治医にお申し出ください。リスクと検査の必要性を考慮して、検査を行うかどうかを判断する必要があります。
- Q授乳中ですが、検査は受けられますか?
- A
問題ありません。ガドリニウム造影剤を使用した後でも、授乳は続けていただけます。母乳中に移行する 造影剤の量はごくわずかで、お子さんへの影響はないとされています。
- Q検査後に気をつけることはありますか?
- A
ガドリニウム造影剤は尿から体外へ排泄されます。造影剤を早く体外へ出すために十分に水分をお取りください。飲水制限がある方は、普段どおりに水分をお取りください。
PET/CT検査を受けられる方へ
検査の流れ
1.検査前の注意事項
- PET/CT検査予約時間の 6時間前から 食事は厳禁です。「ノンカロリー」「ノンシュガー」の飴やガムも禁止です。
- 水やお茶は飲んでいただいて構いません。
- 糖尿病の薬は絶食時間中は服用しないでください。その他の薬は通常どおり服用してください。
- 検査前日・当日の運動はお控えください。大声や長時間の会話も避けてください。
- 妊娠中の方は検査はできません。授乳中の方は主治医にお申し出ください。
- 胃や腸の検査のバリウムが体内に残っていると検査に支障をきたすことがあります。PET/CT検査前の1週間は胃や腸のバリウム検査を受けないよう にご注意ください。
2.受付・更衣
- 東館1階自動再来受付機で受付してください。
- 予約時間の前に予約票、問診票を西館地下1階の放射線受付に提出してください。
- 問診と血糖値のチェックをしたあと、着替えをして検査室に入ります。
3.静脈ルート確保・薬剤投与
- 検査の薬を投与するための点滴ルートを確保します。
- 薬を注入したあと、薬が全身に行き渡るまで、約1時間、待機室で安静にしていただきます。
- 安静中は水を十分に飲み、膀胱から薬を排泄するようにします。
- 排尿の際は、便座に座って用を足してください。
3.撮影
- 寝台に寝ていただき、検査が始まります。
- 撮影時間は20~30分程度です。
4.検査後の注意
- 検査後も体から放射線が出ています。検査当日は人ごみを避け、乳幼児や妊産婦との接触をお控えください。
- 授乳中の方は、検査当日は授乳はお控えください。
- 検査の翌日以降は通常どおりの生活で構いません。検査薬は体内から消失し、影響が残ることはありません。
糖尿病の方へ
- PET/CTで使用する薬は血糖値など体内の糖分の状態に影響を受けます。血糖値が高い状態で検査を施行すると、病変を検出しにくくなると言われています。
- 糖尿病であっても検査時の 血糖値200mg/dL未満 であれば、検査に大きな支障はないとされています。検査前の血糖値が200mg/dL以上の場合には検査が行えないこともありますので、ご了承ください。
- 糖尿病の内服薬やインスリンの注射は検査6時間前から検査終了までは中止してください。検査6時間前からの絶食は、糖尿病がない方と同じです。
PET/CTに関してよくある質問
- Q薬の副作用はありますか?
- A
PET/CTで使用する薬はFDG(エフ・ディー・ジー)製剤といいます。ほとんど副作用はありません。
- Q検査による被ばくが心配です。
- A
PET検査による被ばくは、1年間生活して自然から受ける放射線量とほぼ同等です。これにCT検査による被曝ばくが加わりますが、放射線被ばくによる障害が起こることはありません。
ただし妊娠中の方は胎児への被曝を防ぐため検査はできません。授乳中の方は検査後の注意事項がありますので、お申し出ください。
- Q検査時間はどのぐらいかかりますか?
- A
検査室に入ってから撮影が終わるまで、1時間半~2時間程度です。
- QPET/CT検査ではどのぐらいの大きさの腫瘍を検出することができますか?
- A
5㎜以下の小さな腫瘍の検出は困難です。まだ腫瘍の種類によっては5㎜以上でも検出できない場合があります。
- Q検査の費用はどれぐらいですか?
- A
保険診療(3割自己負担)でおよそ3万円の検査となります。検査で使用する薬は、予約した患者さん専用に用意されたものです。予約を変更される場合は、必ず検査前日の15時30分まで にご連絡ください。前日が日曜・祝日の場合は検査日直近の平日15時30分までにご連絡ください。(この時間を過ぎますとキャンセル料としてお薬代4万8350円・税込みをご負担いただきますので、ご了承ください。)