臨床研修指定病院
当院は、医師法に基づく医師の臨床研修を行う病院として、昭和50年3月厚生省から指定され、これまでに数多くの臨床研修医を受け入れてきました。
平成16年度からは、卒後臨床研修が必修となり、当院においても厚生労働省が示した新たな基準に従い、2年間の臨床研修を行っています。(管理型臨床研修病院 平成15年10月30日付指定)
プログラムの特徴
藤沢市民病院卒後臨床研修プログラム 030281104
当院のプログラムは、厚生労働省の研修理念に基づき、医師としてふさわしい態度や責任感を養うとともに、将来の専門分野にかかわらず、医学・医療の社会的必要性を認識しつつ日常診察で頻繁に遭遇する病気や病態に適切に対応出来るよう、プライマリ・ケアの基本的な診察能力(態度、技能、知識)を身につけることを目標にしています。
また、医療全般について、総合的な知識や見識を養えるよう、インフォームド・コンセントや安全管理についても研修を行います。
研修計画
厚生労働省から示された「臨床研修の到達目標」に従い、必修科目として内科24週以上、救急科12週以上、外科、小児科、産婦人科、精神科4週以上の研修を行います。また、病院必修科目として麻酔科8週以上の研修を行います。
また、2年目の必修科目として地域医療研修を4週行います。
研修プログラム例
- 必修科目の内科は、循環器内科、呼吸器内科、消化器内科、腎臓内科、血液内科、脳神経内科及び糖尿病・内分泌内科を一診療科8週を1単位として研修を行います。
その他、必修科目の外科、小児科、産婦人科及び精神科を4週となります。
なお、2年を通じて救急当直に入ることから、不足分の日数を補うため、上記とは別に週単位でローテイトに入っていただく場合があります。
- 救急部門については、8週の救急科研修と救急当直(月約4回)を行うことによって指定基準(12週)を満たしています。
- 精神科については、横浜市立大学附属病院または横浜市立大学附属市民総合医療センターで研修予定です。
- 地域医療については、市内の医療機関で研修予定です。
- 選択科目(基本は8週を1単位とします)
選択可能な科目は、必修科目の診療科、救急部門(救急科、救急外科等)、麻酔科の他に、眼科、耳鼻咽喉科、泌尿器科、皮膚科、放射線診断科、放射線治療科、整形外科、脳神経外科、形成外科、病理診断科、臨床検査科等についても選択可能です。
- 選択科目では保健・医療行政として、保健所又は老人保健施設を選択することも可能です。ただし、研修期間は4週となります。
- 研修医の受入人数は診療科ごとに異なりますので、希望者が重なった場合には、調整させていただくことがありますのでご了承ください。